移りゆく季節に光をあてて、
「そうめんのある日常」をお届けする
小さな情報メディアです。
「そうめん」という懐の深い食材が、
あわただしい現代社会の
日常に寄り添って、
良き相棒となってゆきますように。

夏は過ぎ去り、ようやく過ごしやすくなってきた。先日、この一番良い季節にと、家族で高原旅行にでかけた。山の鳥たちのさえずりには、自分でもびっくりしてしまうくらい癒されて、いつかこの声で朝目覚めるような生活をしてみたいという、ありふれた妄想に盛り上がった。豊かにゆったりと流れる山の時間が何よりも心地よく、普段の生活でも、時間の使い方を見直そうと心に誓って帰ってきた。もちろん、みずみずしい高原野菜をトランクにたくさん詰め込んで。日常生活に戻って、もう幾日も過ぎたが、まだまだ家中のあちらこちらに、高原の香りが立ち込めている。旅は本番だけでなく、その後の生活にも、新鮮な風を吹かせてくれる。むしろ、そのことが嬉しくて出かけるのかもしれない。
この季節は栗が大好きな子供たちのために、毎日のように栗を茹でている。夕飯の後、虫が鳴き始める頃、半分に切った栗をスプーンですくって食べながら、他愛もない話を家族と楽しむ時間。私がこよなく愛する秋の夜長の過ごし方だ。私自身もその昔、家族とそうやって過ごしてきたように、次の世代、願わくばその次の世代でもきっと、この豊かな秋の時間が継承されていけばいいなと願っている。
今日は新調したばかりの七輪でバーベキューをした。主役はさんま、そして脇役には栗ごはんの焼きおにぎりを据えた。良い風が吹く木の下で頬張った昼食は、これ以上の組み合わせはありようがないと思うくらい美味しくて、心地よくて、幸せだった。かち割った氷と共に、大きな梨とぶどうを盛り付けて、子供たちは大喜び。文字通り、食欲の秋だ。あれもこれもと、美味しいものがどんどん旬を迎え、身体もどんどんそれに応えていく。少し片付けて、そのまま家族で昼寝をした。
卵つけそうめん
慌ただしい昼食や、秋の夜食にも嬉しい、お腹に優しく、じわじわ力が湧いてくるシンプルなそうめん料理。
材料二人分
素麺
3束
卵
2個
刻みネギ
適量
わさび
適量
【つゆ】
水
120cc
かつお節
1つかみ
みりん
20cc
醤油
30cc
作り方

「そうめん手帖」とは
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